週刊 スポーツこえむ

スキーと自転車の事を綴ったブログです

滑走日報 - 白馬 第二弾 2日目 白馬五竜でプライベートレッスン

今日はプライベートレッスンでみっちりとトレーニングに励みます。

f:id:koemu:20220224091821j:plain

2022/02/24(木)

サマリー

  • 場所: エイブル白馬五竜スキー場
  • 天候: 粉雪 のち 晴
  • 気温: -9度 (アルプス平), -6度 (とおみ), -10度 (いいもり)
  • 積雪: 420cm (アルプス平), 200cm (とおみ), 160cm (いいもり)
  • 滑走距離: 22.7km (snoww)
  • 獲得標高: 3,999m (snoww)
  • 滑走時間: 4:47 (snoww)

f:id:koemu:20220225170139j:plain:w250

6:45

起床。たちまち朝食の時間。今日も安定のおいしさ。
今日は、なんと長野県のすべてのスキー場で使える平日専用1日リフト券を持っているので、それを使うことに。友人はワーケーションとのことで宿で仕事をするらしい。

8:30

宿を出発。マスターに送迎していただく。
雪は降っていたが、アルプス平はよく見えたため、レッスンの前にアップがてらゴンドラに乗り込んで一気に上から下まで。エッジ噛み噛み、生きている幸せを感じずにはいられない。そのまま、いいもりに移って足慣らし。Discovery(ストレートウイスキー)コースはやっぱり手強い。

9:30

プライベートレッスン開始。ビデオカメラを持ってきたので、撮影しつつ練習を進めることに。


www.youtube.com

まずは1本滑ってみてくださいとのこと。可もなく不可もない…ターン中に板のどこに乗るかと、ターンの切り替え時に姿勢を戻して荷重を掛け直す点で問題がありそうなので、それを解消することに。

まずは、大回りしながらプルークボーゲンで回りきったところで切り替える動作を行う。今まで回りきっていないところで切り替え始めていたのがここで判明。大きく内倒するなどの問題はあまりみられないのが幸いだったが、急斜面で耐えられない原因の一つはこれだったようだ。さらにターン後半で外向傾

続いて、切り替え時に元の姿勢に戻ってターン時に荷重をかけやすい動きを作る練習。最近「腰高」って話があるけれども、あれは単に上に抜けているのではなく、ターン時に荷重をかけるために直滑降と同じ姿勢に戻っているだけである。まずはプルークスタンスで直滑降を行なって、体を後ろにしたり前にしたりして正しい立ち位置を知る。ここで、強い前傾だと板の摩擦が減って速度が上がるが、強い後傾だとプルークスタンスだとブレーキがかかるがパラレルスタンスだとやはり板の摩擦が減って速度が上がるのを知ったのは衝撃だった。言われればそうなのに、初めて知ることに。続いて、それを加味して大回り。体が楽に動くようになってくる。

また、外足を上げる滑りをしたら、これはできてないっす、という指摘を受ける。猫背で後傾になって浮かした内足のトップが浮いてしまっているとのこと。猫背を意識して治すと随分と変わった。あと、足を上げるのはターン前半だけで十分に練習になるとのこと。アンチパターンは、足が上がらないのと、下ろす時にパタンと落ちてしまう形で、どちらも外足に乗れていない症状らしい。あと、進行方向に交差して板を上げるのは、外向傾を作るための動作が含まれていて、前にやっていて気づかなかったが難易度が上がっているそうだ。

ある程度滑った後は、コスモフォーリフトを降りて右手の斜面で同じ練習。昨日は落とされてダメだったのに、今日は落とされない。グリップ感満点。

11:30

あっという間に午前の練習終了。
ランチタイム。とんかつ定食。
ご飯を食べた後は、滑っている時のビデオを見返す。想像した以上に、自分が「体を動かしていない」ことに気づく。

12:30

午後の練習開始。
小回りの練習を始める。が、午前の指摘が思ったより反映できていない。

誤った動きかもしれないが、プルークスタンスでターン時にわざと極端に腰を落とす動きをやってみましょう、ということでやってみる。しかし「できてないっす」という指摘。えーっつと思ってビデオを見ましょうとなり見てみると、確かにインストラスターさんよりも腰が落ちていない。2回目はバーベルでフルスクワットをするくらいまでしゃがむ(ブーツがあるので物理限界はある)と、ようやく同じくらいまでしゃがめていることがわかる。ここからわかることは、スキーで習っている動作は、自分が考えているよりも全然動けていない、ということである。


www.youtube.com

引き続き、小回りの練習。コスモフォーリフトの上に行ったら、ターン時に外足と体が離れている傾向があること判明。ここで、体軸を左右に動かす練習を開始。プルークスタンスで、肩のラインを平行に維持しながら横にずれる動作を行う。なんと、1発OK。難しいなーと思ってやっていたので、自分でもやや驚く。

その上で小回りをやると、今度はターン時に体が落とせない問題が明確に顔を出してきた。問題点として、斜面に向かって体が戻るのではなく、真上に抜けていていたの荷重が完全に離れて急斜面だと制御が難しくなる。ということで、いいもりゲレンデ最急斜面に行き、横滑りから体を落とす練習を行う。左外足の時は問題ないのだけれど、右外足の時に顔をかしげてしまって内倒しているように見えかねない動きが出ることがわかる。ビデオで見るとなかなか滑稽な感じで、これは直したいなって本気で思ったりした。

コブもちょっと入る。短いピッチのものと、ちょっと長めのピッチがある。短いものはずらしでドスンと落とした形跡が多いコブで、割と早いリズムが求められた。長い方はバンクターンできそうな感じ。前に落とせないのはどうも先ほどの小回りと同じ問題なのが見えてきた。

最後に総合滑降。小回りに入る前の大回りのターンで大きな雪煙が上がるw ビデオで見るとよくわかる。まず、リズム変化はギルランデでやってみましょうとのことで、滑り直すと、今度は変化が弱いことが判明。というのも、月初の検定でギルランデをやったら柔らかめの雪にグサッと刺さって身動きが取れなくなって以来ちょっと避けていたのはあった。そこで、雪面を「削る」ように滑るためにギルランデを集中練習。削る、というイメージを持ったことがなかったので、そもそもこの滑走法がどんな技法なのかよく理解できた。最後に緩斜面だったものの総合滑降を仕上げたところ、丁寧に終えられた。

締めに、ルーティンの練習に組み入れるといいメニューを聞いたところ、プルークと、外足のみの片足の練習とのこと。やはり、プルークに始まり、プルークに終わる。あと、体を鍛える際に、より体の可動域を増させるトレーニングを積極的にやると良いと聞いた。ちょうどそういう練習を続けていたので、ますます取り組む所存。

積極的に言語化をしてくださるインストラクターさんで、大変参考になった。ありがとうございました。

14:30

宿の事情により、お迎えが15:00なのでもうしばらくとおみゲレンデで復習する。今回のレッスンは、どちらかというと上体の動かし方をうまく使う方法を習った感じであった。実は足元はスクワット以外あまりなんもやってない気がする。

15:00

滑走終了。マスターに宿に送っていただく。
お風呂に入って、休憩。夕飯は今日は事情により出ないことになっている。

18:00

友人を連れて、再びスキー場へ。僕は夕飯を食べるのみ。
ナイターになるとグルーミングし直してくれるのだが、大変きれいに整備されており美しさたるものや。地元の人たち、特にレーサーの小学生がガンガン練習していたのが印象的。今シーズンは、ナイターは五竜しかやっていないらしい。

f:id:koemu:20220224180115j:plain:w350

20:00

宿に戻る。そして、この記事を書くのであった。

おまけ

今日の白馬、数日ぶりの晴れだったそうです。昨日まで、ずーっと雪だったとか。積雪量もこれまでにないレベルだそうです。今年に入って雨もまだ降っていないのだとか。

まとめ

  • 自分が考えた数倍は積極的に動いて、ようやく動いた感じになる。
  • 外足を自分の体から離さない。
  • 猫背に注意。後傾の元。