週刊 スポーツこえむ

スキーと自転車の事を綴ったブログです

滑走日報 - 2012-2013 シーズン スタート

やっと修士論文が終わり、スキーを再開できる状況になりました。
3ヶ月遅れのシーズンインです。

■サマリー
・場所: GALA湯沢スキー場
・天候: 雪
・気温: -4度 (朝5時)
・積雪: 330cm

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■レポート
・7:50
Maxとき 301号で越後湯沢駅を経由し、GALA湯沢駅に到着。Maxたにがわ 71号が満席で取れず、ときを泣く泣く選択。東京駅を発つ時はMaxたにがわの方が遅いのに、越後湯沢駅で抜かれてしまった…
・8:00
今年も、いつも通り「おはようございます」のアナウンスとともに滑走開始。
圧雪した上にすねまで雪が降り積もったバーンをのんびり滑り始める。新雪はちょっと湿っぽく、かつ新雪の下がガリガリなのが、なんとも越後湯沢な感じである。どうやら、昨日は雨が降ったらしく、今日来て正解だったようだ。
・10:00
感覚を早く思い出せるよう、今年も半日だけスキースクールへ。さすがハイシーズン、スクールは大賑わいである。2級ともなると一般の最上級クラスに割り当てられるようだ。
今日の講習は、ガッツリ基礎練である。主に、体軸移動についてであった。ターン中、6時(切替)の位置に来たら少なくとも体軸が山に残らないよう板を谷側にずらすくらいに、そして3時・9時のタイミングでしっかりと真ん中に荷重を…体を落としながら自然なターンが生まれるように身をこなす練習を行う。この練習、なかなか目から鱗であり、シェーレン気味だった自分の滑りがぐっと改善した。どうも、これまでは3時・6時の時点で荷重が内側に残っていて、外足の荷重が外れてしまうことが問題だったようだ。
練習は、板の「面」を意識するメニューをこなす。どちらかの板をまっすぐにしつつプルークスタンスのまま荷重だけで横・前に移動する練習、そして切替の時点でしっかりと板の面を使って谷に落とせるようにする練習であった。何となくできるのだが、しっかりやろうとするとこれが難しい。また、パラレルスタンスになった時に、スタンスが少し狭いと指摘を受けた。
あと、今日の担当インストラクターさんは、比較的講義が長かった。ある程度のレベルに行ったら、滑り込むだけではなく、論理を知る事でも理解を深めるよい機会になると思う。
・12:00
講習終了。とったチケットが午前券だったので、残り1時間を先の講習を基に自主練にあてる。切替を丁寧にやるとのんびり滑っているように感じるのだが、意外にスピードが落ちていない事がわかる。板の面を使うと、速度が適切に乗るようだ。
・13:10
滑走終了。下山コースを下って、そのまま駅へ。昼飯を食べて、Maxたにがわ 416号で帰る。
この電車であれば、東京に着いてもまだ15時台だ。5時間滑ったのにも関わらず、東京23区内に住んでいながら、自宅で夕刻をのんびりと過ごす時間を作る事ができる。

■今日のまとめ
・3時/9時のタイミングで荷重をきちんと真ん中に持って行き、体を落とす。
・切り返しを丁寧にやることで、感覚はのんびりだが、スムーズな連続ターンをこなせるようになる。

■備考
・Maxとき 301号でGALAに行くのは結構めんどくさい。自由席でMaxたにがわ 71号に乗っておくのだった。
・今年は「GALA日帰りきっぷ」がない。夜遅くにチケットが買える・すぐに買える・変更やキャンセルの自由度が高いこのきっぷの復活を待ち望む…

滑走日報 - 充実の滑り納め

今シーズンはあまり滑る事は出来ないと覚悟していたのですが、意外や意外、春スキーを中心に滑る時間を取る事が出来ました。今日は今シーズン最後、滑り納めの日です。

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■サマリー
・場所: GALA湯沢スキー場
・天候: 晴
・気温: +6度 (6時)
・積雪: 200cm

■レポート
・8:11
たにがわ 401号にてGALA着。今回も 6,700円 平日特価プランを使った。安い。この日のために、固いワックスを入れて板を保護するようにした。
・8:30
滑走開始。朝6時で6度というアナウンスがあったが、この時間にはもう10度を超えている事は確実。一本目から汗が出てくる。当然、気温は正午に向けてぐんぐん上昇。ぷはぁ〜、まるでロードレーサーで走っている時のよう。
スーパースワンのコブは雪が解けて浅くなっていた。前よりは、滑る事が出来たんじゃないかと思う。
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ちなみに、整地はスーパーブロードウェイが空いていてかつ1枚バーンなのでおすすめ。入る場所が分かりづらい所だけ、注意。とはいえ、他のコースもハイシーズンに比べたら空いていて気持ちいい。
お昼をとる前に、下山コースを使って駅に戻る。さすがに麓の方は融雪が進んでいて、雪は補充されているもののコース幅がかなり狭い所がある。そこだけはプルークスタンスでちょっかるか、ボードの人は木の葉で降りた方が安全。とはいえ、まだ下山コースが使えるのがすごい。
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・11:00
昼飯は、駅の食堂でハンバーグと唐揚げセット。みんなここで食べないよなー、もったいない!
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その後は、また3階の座敷で昼寝。昼寝最高。
・12:30
滑走再開。ここで問題発生、ターン時に右膝が痛む。特にひねった訳でもなく、歩く時は気にならないレベルであるものの加重をかけると刺すような痛みがある。どうしたもんか。
と、いいながら山頂コースにコブが出来始めたので、滑りに行く。それなりの長さがあり、かつスーパースワンよりも斜度が緩いのでいい感じ。
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でも、やっぱり膝が痛いのと、ベンディングがへたくそなのがよくわかったので、程々にした。ということで、おやつタイム。アイスがうまい。
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最後は、のんびりと、本当にのんびりと滑る。そうしていると、南風が強くなり始めた。GALAは南風が強くなるとゴンドラが止まってしまう。ただでさえ早いクローズの時間がさらに30分早まり、15:30が終了時刻になるとの事。まあ、僕はこれより早く帰るんだけれど…。
・15:00
今シーズンの滑走終了。今後、4月も末まで滑る機会はそう滅多にないだろう。雪が多い年だったことが幸いした*1
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16時台は越後湯沢駅まで行かないと電車がないので、シャトルバスに乗りMaxたにがわ420号で帰る。やっぱりぽんしゅ館の利き酒コーナーは工事中だった。

■まとめ
・春スキーはのんびり楽しむべし。体力はハイシーズンよりも使うので注意。
・硫安が撒かれているのと、そもそも雪が汚れているので、帰ったら板を洗うべし。
・固いワックスでも、さすがにこの天候だと剥げてしまう。

■備考
・なんだかんだ言って、僕の今シーズンは4ヶ月以上ありました。長っ!

*1:農業の人は大変だろうな…

滑走日報 - コブ自主練

今日も有給休暇を取って、春スキー三昧です。コブの練習を中心にやるために神立高原スキー場へ足を運びました。今年は4月13日まで平日にも営業をしているのです*1

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■サマリー
・場所: 神立高原スキー場
・天候: 晴
・気温: +4度 (朝)
・積雪: 270cm

■レポート
・8:30
Maxとき303号で越後湯沢駅まで行き、そこから送迎バスに乗ってスキー場に到着。平日自由席プラン 7,500円とこれまたお得なプランがあったのだ。
支度をして、滑走開始。硫安がまかれてよく整備されたバーンに加え、おととい滑った後にすぐに入れた高フッ素型ワックスがよく効いて、すいすいっと板が滑ってゆく。
・9:30
アップも終わり、モーグルバーンへ。常設のモーグルバーンは雪崩の恐れがあり閉鎖されていたのだが、隣のより急でかつ長いバーンに臨時モーグルバーンができていた。震災直後もモーグルバーンを維持するほどにモーグルバーン整備に力を注いでいる神立高原らしさが出ている。
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傾斜があるといっても、上から中腹まではそれほど斜度がないので大丈夫だ。問題はそのあとで、やっぱりぶっ飛ばされてしまう。うまい人の滑りをよく見ると、きちんとベンディングできている。なるほどと思い、ベンディングに気を付けながら滑り込んでゆく。
・11:00
おなかが空いたのでお昼を食べる。カルビ定食 1,000円也。肉は固いが、逆にこのくらいのほうが食べている感があっていい。その後、ちょっと昼寝をする。
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・12:00
滑走再開。少しアップをした後、またモーグルバーンへ。
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だんだんできなくなってきたものがある…ベンディング時の抱え込みの姿勢だ。もう、ももがへろへろでひざを曲げるのが遅れてしまっているのである。いやはや、こりゃ来シーズンはきちんと下半身を鍛えないとコブは満足に滑ることはできないと悟った。
ちなみに、春の雪は緩んでいるせいかこけても痛くないので、こけるのを怖がらずにモーグルバーンに突っ込んでみるといい。板にはそれなりに傷が入ってしまったが orz
その後は、別のコースでのんびりと春の陽射しを浴びながら滑っていた。春スキーというのは普通に滑っているだけで幸せな気分になれるので、ちょっと滑れる人から玄人までお勧めである。尚、顔に日焼け止めを塗っておくといい。
・14:00
疲れたので、けがをしないうちにあがる。
その後、越後湯沢駅にあるぽんしゅ館の利き酒コーナーで日本酒を飲もうと思ったのだが…なんと!改装中でやっていなかった。これを楽しみに早くあがったのだが意味がなかった。
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やることがなくなりふてくされた自分は、とき328号でとっとと帰ることにした。
・16:15
上野駅着…と思いきや、会社からトラブル発生との電話連絡があり、スキー板を担いで会社に行くことになった。ノートPCを背負って滑ったことがあるが、今度はスキー板を担いで会社に行くことになった。今度は何を担いで仕事をしようか…

■まとめ
・ベンディング重要。斜度が深くなるほど、吸収動作ができなければ飛んで行ってしまう。

■備考
・春スキーはかなりスキー板が汚れます。ワックス切れも早いです。板を大切に使うためには、都度のクリーニングワックス+滑走ワックスの塗り直しをしましょう。
・今、ぽんしゅ館の利き酒コーナーお休みしているので、行こうと思っている人は気を付けてください。
・今回の臨時モーグルバーン、長さと言い斜度と言い案外常設のものよりいいかもしれません。

*1:休日だけならGWまで営業

滑走日報 - コブ Boot Camp !

僕はよくスキーに行っていると思っている方は多い、いや、ほぼ全員でしょう。でも、4月以降にスキーってした事が無かったんです。ということで、有休が取れたので滑りに行く事にしました。

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■サマリー
・場所: GALA湯沢スキー場
・天候: 晴
・気温: +2.7度 (6時)
・積雪: 350cm

■レポート
・8:11
たにがわ 401号にてGALA着。6,700円 平日特価プランがあるということでそれに乗じて僕も来たのだが、ヘタな3月の平日よりもお客さんが来ているように見えた。
・8:30
滑走開始。春ということで滑りづらいのかなと思っていたのだが、硫安がしっかり撒かれていてエッジの食いつきがとてもよい。春の陽にも後押ししてもらいながら、気持ちよくアップをこなす。
・10:00
今日もスキースクールに入る。春限定「初めてのコブ」コースに入った。平日特価プランに3割引チケットがついており、なかなかオトクだ。更にびっくりしたのが、今日の担当インストラクターさんは…何と!水落ナショナルデモだった。普段、なかなか教われる機会が無い方がつくということで、朝からすごく得した気分だ。
さて、まだあまり滑り慣れていないコブ*1をイチから学ぶこのコース、5人で講義がスタート。まずは、整地で板をずらす練習からだ。これ、なかなかうまく体をひねる事が出来ない。谷側の腰がしっかり折れているかポイントとのこと。
続いて…はい、コブです。先ずは入りましょう、と言う事なのだが…!
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「おい、どうすんだこれ。」と、恐らく全受講者が感じたに違いない。浅く斜度が15度程度のコブはバンクで乗り切っていた僕だが、先日ここに来た際にこの溝が深いコブがどうにもならなかったというのが、今日の受講理由ではある。
ダメだ、やっぱりビビってしまう。2回ここに来たのだが、うまくいかなかった。他の方も苦心されている。
締めに、上下動の練習を行う。コブを乗り越える際に臍と膝を近づけるようにしっかり体を抱え込んでいくと、板を回しやすく、そして落としやすくなるとのこと。確かに、ぽーんと板を振ってしまう傾向があったのでこれはちゃんとやっておかねばと取り組んだ。
・12:00
午前の講義が終了。いやー、暑くて汗だく。先ず最初に冬に着ている上着を脱いで、下着とウェアだけにした。もうたまらん。
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そして、いつも通り駅まで降りて昼飯。最後は、3階の座敷が空いていたので昼寝をする。この昼寝は30分とはいえ午前消費したパワーを取り戻すのには非常によかった。
・13:15
午後の講義がスタート。
まずは、素早く逆ひねりターンを繰り返しながら縦にずり落ちる練習をこなす*2。ここで、板がきれいに自分でまわって行く事が感じ取ることができるようになる。
そして、すぐにコブへ。徐々にだが、みんなぶっ飛ばなくなってきている。飛んで行っても、横から縦に変わって行っているのだ。ちゃんと斜面を削りながら降りてきている。そんな中、「コブは数をこなさないと!」という水落さんの声に全員背中を押され、何度もコブに入る。間違いなく午後だけで4回は入った。
その上で、僕を含めみんながちょっと伸び悩み始めるとワンポイントアドバイスが入る。板は溝の角度以上に曲げては行けないとか、溝をトレースするように滑るとか、である。悩み始めた時のアドバイスは、とてもスムーズに頭に入ってくる。
そう言ったお話を聞いているうちに、僕も何とかこの深い溝コブを降りられるようになってきた。そんな中でいただいたお話が「降りようとする時に、腰引けちゃってるんですよね。」、僕は「それって、ビビってるってことですか?」と聞いたら「そうです、コブには"気持ち"も大切ですからね!」であった。GALAをはじめとしていろいろなインストラクターさんにスキーを教わったが、精神面の指摘をいただいたのは、初めてだった。
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最後は、完璧ではないにしても、みんな上達していた。僕も、何が悪いかちゃんとわかったことが、大きかった。
ちなみに、通常のレッスンに比べて3割増*3ほど体を動かした。
・15:15
今日の講義、終了。僕と数人は居残り練習に励む。
コブの斜面につくまでに、先ほど練習した素早く逆ひねりを繰り返しながら縦にずり落ちるバリエーショントレーニングをこなす。横に行かずまっすぐに降りられるようになってきたので、ポジションは出始めているようだ。
そして、コブ。うまく行かないパターンが、わかってきた。何よりも大きいのは、ビビって腰が引けるとき。そして、体がちゃんとひねりきれず斜面に対して正面を向いていない時。なるほど、数をこなす事が上達の早道である事は、間違いなさそうだ。
・16:00
春の柔らかな日差しの中を、幸せな気分になってのんびりと滑っていた。これまで、滑っていて肩の力が入っていた*4気がするのだが、今日はよくわからないのだけれど何か幸せだ。
だが、しかし…
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「本日の営業はこれにて終了です」のアナウンス。なんと、春スキー期間は16時で閉店なのだ。やられたー(笑)。のんびりとゴンドラに乗って下山する。
・17:19
3階の座敷で休憩をして、Maxたにがわ338号で帰宅。
2階席でのんびりと夕暮れの車窓を見ながら、ホッとしていた。

■まとめ
・コブはビビったら負け。整地でちゃんと練習できているのだから、後は気持ちの問題*5
・その上で、逆ひねり/ずらし/抱え込み(ベンディング・吸収動作)をマスターする。
・GALA平日 6,700円プランはとってもお得。春は気持ちよく滑ろう。

■備考
・春の雪はブレーキがかかるときいていたのですが、本当にかかるんですね。緩斜面で思わずつんのめるような急ブレーキがかかる事があり、びっくりしました。
・水落さんの指導時における情報量とタイミングが絶妙でした。普段は違う分野で生活していますが、僕も人に技術を伝える時にこうありたいと感じました。
・精神が乱れると、ここまでパフォーマンスが変わるのだなということも、体感しました。スキーを学びにきたつもりなのですが、そこに留まらない、いろいろな事を学ぶ事が出来ました。

*1:今日でスキー生活通算3日目なのだ

*2:後で調べたらこれは「ウェーデルン」ですね 懐かしい響き

*3:当社比

*4:身も心も

*5:まるで琴奨菊関みたい

滑走日報 - コブこぶコブ

修論の中間発表に向けて…論文を頑張って書いてます。でも、息抜きさせてください。すいません。

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■サマリー
・場所: GALA湯沢スキー場
・天候: 晴
・気温: -8度 (6時)
・積雪: 370cm

■レポート
・11:30
GALA着。昼飯は新幹線の中で食べ、準備運動は下山コースのゴール付近で行う。天気もいい感じ。
・12:00
今日は午後券で滑走開始。ジジコースは大会をやっていたようだが、ちょうど終わったところでオープン。日曜日ということもあり、にぎわっている。
・12:30
この日は、コブの練習。南エリアはいい感じの積雪の所にいいコブが育っている。
途中、260万ダラーを滑る。このバーンは何回もGALAに来ておきながら初めて滑る。数年前、とあるインストラクターさんに自信がついたら行ってみるといいと言われたことがあり(当時は南エリアは閉鎖されていた)、このたびようやく機会を得た。
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なかなかの辛口である。基本、非圧雪である。
その後も、260万ダラーの後半部分で練習を続ける。浅いコブだといけるのだが、深くなるとぶっ飛ばされなかなかうまくならない。悩ましい。ストックの持ち方一つで随分変わってくることだけは、わかった。前に持たなければあっという間にアウトだ。
最後は、ジジコースを滑って終わり。コブを滑った後に整地を滑ると何と楽なことか…!
・18:06
Maxたにがわ422号で帰宅。ぐーぐーと寝るのであった。

■まとめ
・まだコブの滑り方に要領を得ていない。
・とはいえ、整地の滑りに安定度が増してきた。

■備考
・南エリアは3月でおしまい。その後は、中央と北エリアのみとのこと。