週刊 スポーツこえむ

スキーと自転車の事を綴ったブログです

滑走日報 - コブ Boot Camp !

僕はよくスキーに行っていると思っている方は多い、いや、ほぼ全員でしょう。でも、4月以降にスキーってした事が無かったんです。ということで、有休が取れたので滑りに行く事にしました。

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■サマリー
・場所: GALA湯沢スキー場
・天候: 晴
・気温: +2.7度 (6時)
・積雪: 350cm

■レポート
・8:11
たにがわ 401号にてGALA着。6,700円 平日特価プランがあるということでそれに乗じて僕も来たのだが、ヘタな3月の平日よりもお客さんが来ているように見えた。
・8:30
滑走開始。春ということで滑りづらいのかなと思っていたのだが、硫安がしっかり撒かれていてエッジの食いつきがとてもよい。春の陽にも後押ししてもらいながら、気持ちよくアップをこなす。
・10:00
今日もスキースクールに入る。春限定「初めてのコブ」コースに入った。平日特価プランに3割引チケットがついており、なかなかオトクだ。更にびっくりしたのが、今日の担当インストラクターさんは…何と!水落ナショナルデモだった。普段、なかなか教われる機会が無い方がつくということで、朝からすごく得した気分だ。
さて、まだあまり滑り慣れていないコブ*1をイチから学ぶこのコース、5人で講義がスタート。まずは、整地で板をずらす練習からだ。これ、なかなかうまく体をひねる事が出来ない。谷側の腰がしっかり折れているかポイントとのこと。
続いて…はい、コブです。先ずは入りましょう、と言う事なのだが…!
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「おい、どうすんだこれ。」と、恐らく全受講者が感じたに違いない。浅く斜度が15度程度のコブはバンクで乗り切っていた僕だが、先日ここに来た際にこの溝が深いコブがどうにもならなかったというのが、今日の受講理由ではある。
ダメだ、やっぱりビビってしまう。2回ここに来たのだが、うまくいかなかった。他の方も苦心されている。
締めに、上下動の練習を行う。コブを乗り越える際に臍と膝を近づけるようにしっかり体を抱え込んでいくと、板を回しやすく、そして落としやすくなるとのこと。確かに、ぽーんと板を振ってしまう傾向があったのでこれはちゃんとやっておかねばと取り組んだ。
・12:00
午前の講義が終了。いやー、暑くて汗だく。先ず最初に冬に着ている上着を脱いで、下着とウェアだけにした。もうたまらん。
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そして、いつも通り駅まで降りて昼飯。最後は、3階の座敷が空いていたので昼寝をする。この昼寝は30分とはいえ午前消費したパワーを取り戻すのには非常によかった。
・13:15
午後の講義がスタート。
まずは、素早く逆ひねりターンを繰り返しながら縦にずり落ちる練習をこなす*2。ここで、板がきれいに自分でまわって行く事が感じ取ることができるようになる。
そして、すぐにコブへ。徐々にだが、みんなぶっ飛ばなくなってきている。飛んで行っても、横から縦に変わって行っているのだ。ちゃんと斜面を削りながら降りてきている。そんな中、「コブは数をこなさないと!」という水落さんの声に全員背中を押され、何度もコブに入る。間違いなく午後だけで4回は入った。
その上で、僕を含めみんながちょっと伸び悩み始めるとワンポイントアドバイスが入る。板は溝の角度以上に曲げては行けないとか、溝をトレースするように滑るとか、である。悩み始めた時のアドバイスは、とてもスムーズに頭に入ってくる。
そう言ったお話を聞いているうちに、僕も何とかこの深い溝コブを降りられるようになってきた。そんな中でいただいたお話が「降りようとする時に、腰引けちゃってるんですよね。」、僕は「それって、ビビってるってことですか?」と聞いたら「そうです、コブには"気持ち"も大切ですからね!」であった。GALAをはじめとしていろいろなインストラクターさんにスキーを教わったが、精神面の指摘をいただいたのは、初めてだった。
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最後は、完璧ではないにしても、みんな上達していた。僕も、何が悪いかちゃんとわかったことが、大きかった。
ちなみに、通常のレッスンに比べて3割増*3ほど体を動かした。
・15:15
今日の講義、終了。僕と数人は居残り練習に励む。
コブの斜面につくまでに、先ほど練習した素早く逆ひねりを繰り返しながら縦にずり落ちるバリエーショントレーニングをこなす。横に行かずまっすぐに降りられるようになってきたので、ポジションは出始めているようだ。
そして、コブ。うまく行かないパターンが、わかってきた。何よりも大きいのは、ビビって腰が引けるとき。そして、体がちゃんとひねりきれず斜面に対して正面を向いていない時。なるほど、数をこなす事が上達の早道である事は、間違いなさそうだ。
・16:00
春の柔らかな日差しの中を、幸せな気分になってのんびりと滑っていた。これまで、滑っていて肩の力が入っていた*4気がするのだが、今日はよくわからないのだけれど何か幸せだ。
だが、しかし…
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「本日の営業はこれにて終了です」のアナウンス。なんと、春スキー期間は16時で閉店なのだ。やられたー(笑)。のんびりとゴンドラに乗って下山する。
・17:19
3階の座敷で休憩をして、Maxたにがわ338号で帰宅。
2階席でのんびりと夕暮れの車窓を見ながら、ホッとしていた。

■まとめ
・コブはビビったら負け。整地でちゃんと練習できているのだから、後は気持ちの問題*5
・その上で、逆ひねり/ずらし/抱え込み(ベンディング・吸収動作)をマスターする。
・GALA平日 6,700円プランはとってもお得。春は気持ちよく滑ろう。

■備考
・春の雪はブレーキがかかるときいていたのですが、本当にかかるんですね。緩斜面で思わずつんのめるような急ブレーキがかかる事があり、びっくりしました。
・水落さんの指導時における情報量とタイミングが絶妙でした。普段は違う分野で生活していますが、僕も人に技術を伝える時にこうありたいと感じました。
・精神が乱れると、ここまでパフォーマンスが変わるのだなということも、体感しました。スキーを学びにきたつもりなのですが、そこに留まらない、いろいろな事を学ぶ事が出来ました。

*1:今日でスキー生活通算3日目なのだ

*2:後で調べたらこれは「ウェーデルン」ですね 懐かしい響き

*3:当社比

*4:身も心も

*5:まるで琴奨菊関みたい

滑走日報 - コブこぶコブ

修論の中間発表に向けて…論文を頑張って書いてます。でも、息抜きさせてください。すいません。

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■サマリー
・場所: GALA湯沢スキー場
・天候: 晴
・気温: -8度 (6時)
・積雪: 370cm

■レポート
・11:30
GALA着。昼飯は新幹線の中で食べ、準備運動は下山コースのゴール付近で行う。天気もいい感じ。
・12:00
今日は午後券で滑走開始。ジジコースは大会をやっていたようだが、ちょうど終わったところでオープン。日曜日ということもあり、にぎわっている。
・12:30
この日は、コブの練習。南エリアはいい感じの積雪の所にいいコブが育っている。
途中、260万ダラーを滑る。このバーンは何回もGALAに来ておきながら初めて滑る。数年前、とあるインストラクターさんに自信がついたら行ってみるといいと言われたことがあり(当時は南エリアは閉鎖されていた)、このたびようやく機会を得た。
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なかなかの辛口である。基本、非圧雪である。
その後も、260万ダラーの後半部分で練習を続ける。浅いコブだといけるのだが、深くなるとぶっ飛ばされなかなかうまくならない。悩ましい。ストックの持ち方一つで随分変わってくることだけは、わかった。前に持たなければあっという間にアウトだ。
最後は、ジジコースを滑って終わり。コブを滑った後に整地を滑ると何と楽なことか…!
・18:06
Maxたにがわ422号で帰宅。ぐーぐーと寝るのであった。

■まとめ
・まだコブの滑り方に要領を得ていない。
・とはいえ、整地の滑りに安定度が増してきた。

■備考
・南エリアは3月でおしまい。その後は、中央と北エリアのみとのこと。

滑走日報 - 基礎板で膝パウ

安比高原スキー場の旅も3日目、最終日となりました。この日は夜にかけてザイラー上部にグルーミング後10cm程度の新雪が降り、日中は風もなくとても過ごしやすい、絶好のスキー日和となりました。

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■サマリー
・場所: 安比高原スキー場
・天候: 晴
・気温: -9度 (9時)
・積雪: 100cm (圧雪後)

■レポート
・7:00
起床。今日は、全員積極的に起きた(笑)。何があるかがもうわかっているからだろう。急ぎバイキングの朝食をとり、支度をする。
・8:30
「おはようございます」のアナウンスとともに、今日もハヤブサを朝イチで滑る。昨日よりもコンディションがよい!火曜日だからさらに人も少ない!!最高!!!
ぜひ、行かれる方はバシバシと板をたわませてカービングしていただきたい。
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・9:00
ザイラーへ。ザイラーロング、ザイラーCを滑る。ザイラーCは特に気持ちいい。
そして、第二ザイラーへ。膝パウの中を全員が基礎板で突入*1。その中を、やはり先生はすいすいと滑り降りる。しかし自分はずっこける。先生から「後傾だからストックを前に持つように」とのアドバイスをいただく。いきなりうまく行くようになる。どうやら気づかずにビビっていたらしい。
・11:00
頭が痛くなってきたのでポカリスエットを調達して、回復*2。続いて、西森ゲレンデへ。
やはり火曜日と言う事もあり、まだまだ膝パウが食える。西森は吹きだまりになるので、みんなが好きになるのもよくわかる。
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・13:00
昼飯を食べ、更に第二ザイラーへ。荒れ始めたとはいえ、コブは育っていない。引き続き新雪を楽しむ。休日ではできない、平日の特権だ。
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・14:00
そろそろ終わろうということで、最後はカッコウへ。
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最後はももがへろへろになっていて、カービング出来る余力がもう無くずらして滑った。しかし、第二ザイラーで滑った成果が出ているようで、ずらしがうまくなった気がする。
・14:30
滑走終了。「もう1本行けるじゃん」と言う意見もあったが、ケガが起きるのは「最後の1本」である事は有名。そして、今回は1日目でケガ人が出てしまっていた。僕も行きたいが、最後は楽しく終われるようこのような形にした。
お風呂に入り、疲れを癒す。
・17:15
ホテル安比グランドを出発。名残惜しい…
・18:41
はやて38号で東京へ戻る。東京は、次の日は雪だ。

■まとめ
・基礎板でもパウダーは食える。滑り方があるんだ、滑り方が。でもセミファットが欲しい。
・グルーミングも、パウダーも、そしてコブも、すべてあるのが安比
・最後の一本は、心を鬼にしてやめること。

■備考
カービングの板を使っていると、ずらしがいい加減になっていることがわかる。ずらせないと不整地はうまくこなせないので、改めて練習しよう。
Flickr: Your stuff tagged with 安比高原スキー場
安比の雪日記 - 安比の歴史に詳しいページがある
・コースナビゲーションは個人的にうまく行ったと思っている。これは、昨年はナビゲーションしてもらった立場にあったからである。感謝。
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*1:僕はOGASAKAのKeo's

*2:運動中に頭痛がすると僕はスポーツドリンクを飲んで回復させています 意外に効果があります

滑走日報 - 早起きはピステンかけたての得

安比高原スキー場の旅は2日目に入りました。この日は夜間にあまり降雪が無く、かつ西風が寒い一日となりました。

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■サマリー
・場所: 安比高原スキー場
・天候: 晴時々雪
・気温: -15度 (8時)
・積雪: 100cm (圧雪後)

■レポート
・7:00
起床。何でこんなに朝が早いんだ?と思われている事はわかっているが、絶対に体験してもらいたいものがあったのでちょっと無茶をお願いした。早々と、ホテルの朝食の定番であるバイキングをいただく。
・8:30
「おはようございます」のアナウンスとともに、ゴンドラに乗車。知っている人はわかるはず、そう、朝イチのハヤブサを滑るために早起きをしたのだ。月曜日ということもありファーストトラックをいただくにはいいタイミング。もちろん、大満足していただけた。これぞ安比の魅力。
・9:00
その後、カッコウ、ザイラー、セカンドの順に移動する。
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西風が強い日だったのだが、セカンドまで来ると大変穏やか。山が影になって風が来ないのだ。いい事を見つけたとみんなで言いながら、更に滑り込む。
・12:00
昼飯の時間。例によって、豚チゲだ。
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ここで、1泊2日のメンバーとはお別れ。3人での滑走となる。
・14:30
休憩を終え、先生からも希望が出た安比の中で最も辛口のバーンである第二ザイラーへ。コブがそれなりに掘られていた。僕もさあ行こう!と思ったら、いきなり転倒(苦笑)。コブがまた滑られなくなっていた。ナンテコッタイ。
その後は、キツツキコースなどを滑っていく。
・16:00
滑走終了。先生以外はももがこわばってしまっている(笑)。
温泉パティオで今日も汗を流す。平日はシャトルバスの本数が少ないのは計算に入れておらず、一同ちょっと慌てる。
・19:00
1時間早めて、今日は和食と牛しゃぶの夕食。2日目は静かに夕食を食べられる設定にしておいて正解だった。
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・21:00
夜のゼミへ。2人が帰ってしまったので、ソファーベッド2つはソファーに戻り、僕は通常のベッドで寝る事が出来るようになった*1。やっぱり、通常のベッドの方が寝心地がよい。
さて、安比高原スキー場というと、バブル期には多くの…今とは比べ物にならない数のスキーヤーが目指した聖地だ。僕以外は、そのバブル期を若くして楽しんだ方達ばかり。その聖地の、まさに最高峯のホテルに泊まっていただけた事は、よかったと思っている。僕が20年前に今の年齢で泊まれていたら、羨望の眼差で見られただろう。
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僕はバブルの時はまだ小さかった*2から、バブルが何かと言う印象はあまりない。ただ、外で仲間と楽しい時間を過ごす楽しさをこの歳になってようやく知り始めているところ。去年もそうだが、ここは一人で来る所ではない。そして、スキーはみんなで行った方が楽しい。

■今日のまとめ
・やはり安比の醍醐味は朝イチのハヤブサ
・風が強い日はザイラー・セカンドに行くと具合が良いかも。
・シャトルバスは平日は少ないので注意。

■備考
・この時期の安比はバーンがすごぶるよい。寒さにさえ耐えられれば、首都圏近郊では味わえない素晴らしいコンディションが待っています。
・パティオにはコーヒー牛乳が無いので注意。代わりに飲んだ飲むヨーグルトがおいしい。
・こんな、伝説になりそうなものを持っている人がいた…
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*1:通常のベッドは3つある

*2:安比高原スキー場と同じ年齢です

滑走日報 - ホテル安比グランド タワー!

今年はやっぱりスキーへ行く時間がとれません。しかし、僕の所属する研究室は、教授がスキーが大好き!これを好機に研究室のメンバーと教授の友人の合計5名で安比高原スキー場へ行く事に相成りました。当然、僕が幹事で。

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■サマリー
・場所: 安比高原スキー場
・天候: 晴時々雪
・気温: -13度 (13時)
・積雪: 100cm (圧雪後)

■レポート
・7:00
京成電車が人身事故を起こして遅刻するかと思ったが、1本早めの電車に乗っていたため何とかオンタイムで上野駅着。はやて13号に乗り東京駅・上野駅・大宮駅の順にメンバーが合流するはず、だった。しかし、普段は時間にけじめをつけられている先生が珍しく寝過ごしたとの事。やむを得ず先行する。幸先が悪いが、この後もっと大変な事が…。
・10:30
安比高原スキー場着。新幹線は速い。フロントでリフト券など必要書類を預かり、ゲレンデへ。みんなで準備運動をしてゲレンデへ。なぜか僕はイントラさんのようにやり方を話しながら体をあっためていた。1年ぶりの安比高原、皆さんをナビゲーションしながら体をあっためつつ楽しむ。スキーが久々の人もいるからだ。
・13:30
先生も合流し、昼飯を食べ終わったところでセカンドゲレンデへ。
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しかし、ここで大変な事が起きた。
けが人発生。
最初は、派手に転倒しただけだと思った。しかし、膝を痛めたようで自力で下山できない様子。やむを得ずリフト係の人にパトロールの人を呼んでもらい、僕も現場でスキー板を「×」の字にして待機*1。ほどなくしてボートで搬送され、残りのメンバーは救護室へ。
・15:30
状況は悪く、盛岡の救急センターにお世話になる事となった。先生に付き添いを依頼し、残りのメンバーは引き続きスキーを続けたが、何となく後味が悪い。ザイラーも閉まってしまった。
・17:00
本日の滑走終了。
何と、今日の宿泊場所はホテル安比グランド タワーである。安比の中で最上級の宿泊場所であり、眺めがよくゲレンデが目の前である。これは楽だし、何と言っても部屋が広くていい。
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荷物を整理した後に安比温泉パティオへ行き、いろいろあった今日の疲れを流す。
・20:00
晩飯の時間。予約していた焼肉だ!けがをした人と介添した先生も何とか戻って来ることができ、全員でテーブルを囲む事が出来た。
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1,000円/人で前沢牛にアップグレードできると言う事で、勢いでアップグレード。途中からお会いしたかった方も交え、スキー談義に花が咲いた。
・22:30
夜のゼミ。別に怪しいものではない。計算機科学談義だ。先生の友人は、皆さん優秀なコンピュータ技術者。お話を聞いていて、自分自身のこれまでの技術者生活をいろいろ反省することとなった。僕には計算機科学の基礎力が足りていない。なんとかしたい。
「鷲の尾 雪の鼓」を飲みつつ、一人一人が順繰りと眠りについた。ただ、明日は早起きしなければならないのだ…!

■今日のまとめ
安比までは新幹線だと東京駅から4時間くらい。結構、楽。
・ホテル安比グランド 本館・タワーは、ザ・日本のリゾートホテルである。期待を裏切らない。
・久々滑る人と行く時は、本人はもちろん幹事は充分留意しなければならない。

■備考
・例年同様、安比は寒い。十二分に防寒対策をしてほしいと事前に伝えて正解だった。

*1:要救護者がいる事を示す目印になる。どのパトロールの人も理解してくれるし、パトロールの人自身も二次災害防止のため救護中は必ず実施している。