週刊 スポーツこえむ

スキーと自転車の事を綴ったブログです

滑走日報 - 名残り雪

2020-2021シーズンも、僕にとっては今日が最終日です。
最後くらい、いつものスキー場へ行くことにしました。

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2021/04/18(日)

サマリー

  • 場所: GALA湯沢スキー場
  • 天候: 曇 のち 雨 のち 雪
  • 気温: 3.7度
  • 積雪: 80cm
5:00過ぎ

たにがわ401号…ではなく、車で越後湯沢を目指す。
自宅を出発して、給油。
途中、高坂SAと赤城高原SAで休憩。もうスキーシーズンではないのをはっきり実感するのは、渋川伊香保ICを越えると関越道がすいすいということ。

8:00過ぎ

スキー場に到着。走行車線をのんびり流していたが、新幹線に比べて思ったほど遅くなかった。
ガーラ湯沢スキー場には何度も来たことがあるが、車は初めて。駐車場のキャパシティはそんなに大きくないが、思ったより遠くはない。ここはシーズンが長いのが割といい。

9:00頃

ゲレンデにあがる。ゴンドラに乗るまでに時間がかかったが、これは今日は大会があったのと、乗車人数制限をしていて順番待ちが長くなりやすかったのが原因。昨日まで数日間、強風で運休だったそうなので、滑れるだけよいのかもしれない。

上がると、エンターテイメントコースの脇にコブレーンができている。これは、スキースクールの人たちが掘ってくださっているらしい。ありがたく練習させていただく。公式動画にコブレーンの紹介があったのでどうぞ*1


www.youtube.com

なお、このレーンを栗山未来デモが滑るとこうなるそうだ。すごい。


www.youtube.com

スクール開始前、ガーラテクニカルマッチ(技術選)を観戦。デモの方の滑りをみたり、上手な方の滑りをみながら感心したりする。

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10:00

スキースクールに入校。コブ入門レッスン 1日を受講*2
まずは、山頂に登って横滑りの練習。あー、これは1月末にかたしな高原スキー場で全く同じ練習をして撃沈したやつだ。やっぱりダメっぽい。

koemu.hatenadiary.jp

指摘されたのが2点あって、「股関節からの捻りが足りない」のと「ターン終了時に前に乗れていない」点だった。まあ、ほぼできてないってこと。これができると、コブで斜面を削りながら速度をコントロールして滑ることができるらしい。別の動画だが、理想としては以下の動画の姿になっている。コツも聞いたので後述。


www.youtube.com

さて、この練習を終えた後、先程のエンターテイメントコースのコブレーンへ。日曜日ということもあり、お客様が多いようでどんどん掘れてしまっているが、練習には問題なさそう。ここで、説明は伺いつつ、7名の受講者がどんどん滑る流れに。

それほど斜度があるレーンではないので、リズムの取り方を中心に指導を受ける。最初はほぼ吸収動作ができておらず、今まで自分はどうやって滑ってきたのか不思議なくらい、滑らされている感じだった。それが、滑り込むうちに、徐々にリズムが掴めるようになってくる。

いい感じのところで、お昼休憩。ここで3名は午前のみということで終了。午後は4名が残る。

質問で、「丘のところでターンした後、板はどの向きになっていればよいか?」と聞いたところ、「斜面を削る方向に向いているのが正しい」とのこと。溝に入るときに板を動かそうとしていた自分は、操作を誤っていることに気づいた。

12:00

ブルーシールアイスクリームで、チーズバーガーセットを食べつつ技術選を観戦。270点以上の人のフリーを見ていると、ギルランデがめちゃくちゃうまいのでどうなっているのかと感心したりする。

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そして、春スキーには欠かせないアイス!

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空いていたので席もすぐ取れて安心。換気もOK。ごちそうさまでした。

12:45

滑走再開。スクール前に、先程のコブレーンを滑ったり、気分転換に整地をのんびり滑るなどして体をあっため直す。なんか雨が降り始めている…

13:15

午後の部。
「もうどんどん滑りましょう」ってことで、4名がどんどん滑りながら、インストラクターの方が声をかけていくスタイル。
インストラクターさんから、横で「吸収!」「谷!」と声をかけてもらいながら、リズムを体に覚え込ませていく。だんだんできるようになってきて、深くなってきたコブでもスピードコントロールが正しくできるようになってきた。
リフト乗車中も、みんなで和気藹々と話をしながら、楽しくそしてガッツリと滑り込む。十数年、毎シーズンここのスキースクールに通っているが、こんなにアットホームなのは初めて。
最後は、インストラクターさんから「みなさんお疲れのようなので、ここまで!」とちょっと早目にコブでの滑走を終えて、トレインを組んでゆっくりとラップアップの滑りをみんなで楽しむ。

終わりがけに、質問で「横滑りの練習方法」を聞いたところ、ある程度斜度があるところで、転倒するかしないかの微妙なバランスのところを掴めるまで滑り込む練習をしてほしいとのことだった*3。実際、「横滑りの展開」は指導員検定でも重要な種目とのこと。コブが適切にリズムとスピードがコントロールして滑られるようになったら、自然とショートターンもターン前半から体を落としてリズムが取れるようになるから頑張りましょう、とのことであった。

今日は楽しかったです。ありがとうございました。

15:15

レッスン終了。ラップアップしたし、コブを滑りまくって疲れたので、ここで切り上げることに。
レッスン中、雨だった天気が雪に変わった。ここは標高が高いので、4月中旬でも雪が降るようだ。日中、ちょっとくすんでいた斜面も白さが戻ってきれいだった。

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ゴンドラへの出入り口の前に、板を洗う場所ができていた。春の雪で汚れた板を洗えてありがたい。なお、駅前のロータリーにもあった。

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16:00頃

出発前に、もうすぐ引退するE4系 新幹線を見送る。この新幹線に乗って何度もここにきていたのを思い出した。Thank you Max!*4

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スキー場を出発。
途中、上里SAでスタバタイム。
上里SAの前で事故渋滞があり、3kmしかないのに抜けるのに30分ほどかかるほどノロノロ。コブを滑り終わった膝に、この渋滞のクラッチ捌きはなかなかしびれる。
その後も、渋滞こそしなかったものの、川越ICまで60km/h〜80km/hほどしか出ず、ゆっくりやり過ごす必要があった。自宅の車庫に着いたのが19:30頃になってしまった。道が混むと、やはり新幹線に分がある。

おまけ

どこのスキー場も、現代においては指導は丁寧だと思います。その中でも、ガーラスキースクールがぬきんでいているのは、ホスピタリティがあるってことでしょうか。あれは僕が通い始めた昔から変わってなくて、素晴らしいなと感じます。

まとめ

  • 1級に求められる技術は、横滑りの展開をマスターすること。検定種目から無くなっても重要さは変わらない。
  • まずはきつくない斜度でリズムを取るところから始めるのがよさそう。
  • 横滑りを適切にできるようになれば急になってもスピードコントロールが問題なくできるようになる。

今シーズンもお楽しみ様でした!

*1:BGMがトルコ行進曲なのはなぜだろう!?

*2:Intermediate以上のレベルは別のコブレッスンがある

*3:むしろ練習中は何度もこけると聞きました そしてこけても低速だから大丈夫w とも

*4:って実際に書いてある