滑走日報 - コロナウイルスなんてぶっ飛ばせ!
コロナウイルス騒ぎが深刻度を増し、3月から小中高等学校は月内いっぱい休校になるほど。そして、厚生労働省の発表によると「一方、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントなどでは、一人の感染者が複数に感染させた事例が報告されています。」とのこと*1。
しかし、スキーのゲレンデ自体は、公園と同様に広々としていて、いわゆる「濃厚接触」しづらい状況のはず。ということで、僕とその家族は、レンタカーでスキー場に向かったのです。
コロナウイルスなんてぶっ飛ばせ! (@ 石打丸山スキー場 - @ishiuchi_im in 南魚沼市, 新潟県) https://t.co/kVVolBHOD6 pic.twitter.com/9pZIN1ETai
— Yuichiro SAITO (@koemu) March 1, 2020
2020/03/01(水)
サマリー
- 場所: 石打丸山スキー場
- 天候: 曇 のち 晴
- 気温: 2度 (AM 7:00)
- 積雪: 山頂 150cm 中間地点 70cm
4:30
3時起床、そして自宅を出発。関越道の渋滞を避けるにはこの時間までに出発が必要だった。
6:45
関越道 赤城高原SAで再びトイレ休憩。自家用車で盛況。しかし、渋滞は起きていない。順調。
7:40
石打丸山スキー場 中央口前の駐車場に到着。関越トンネルを抜けた時、雨が降っていて「まいったなぁ…」と思ったものの、スキー場は雨があがっていた。少しほっとする。
そして、ゴンドラ乗り場に近い場所に駐車することができた。かなり空いている。みんな来るのをやめてしまったのだろうか。
8:00
スキーセンターでチケットを購入。ランチパック券 5,400円を相方と二人分購入。これには、ランチ 1,000円券、そしてレンタル 1,000円券がついていてお得。その後、相方と息子用の道具をレンタル。スキーセンター内はとても空いていて、濃厚接触なんてどこ吹く風である。しかし、さみしいものでもある。
8:45
サンライズエクスプレスのゴンドラに乗って、中腹へ。特に並ばずにすぐに乗車することができた。降り場あたりでガラポン抽選会をやっていた。実は事前に開催するかTwitterで公式の中の人に聞いたところ、今日はやるとのことで予定通り開催されていた。チケットも当たるらしい。
息子が2回(僕と相方の分)を引いたところ、5等 魚沼産コシヒカリ 150gと、6等 おもちゃをもらった。6等にはオリジナルステッカーもあったのだが、息子の意向でおもちゃに。チケット欲しかったなー、感覚としては結構当たっていた模様。
9:00
軽くアップした後、北丸山ファミリーゲレンデへ。
今日、心の中に誓ったことがある。「絶対に叱らない、褒めまくろう。」と。僕はゲレンデで見てきた、お父さんがスパルタ教育をしてやる気を失ったお子さんの数々を。それに、昨年キロロで練習した成果もある。行けるのではないか。
でも、そんなに単純じゃなかった。リフトはなんとか乗れた。しかし、北丸山ファミリーゲレンデの斜度でも怖いという。一緒になって滑ったものの、ひとりにするとやっぱり怖いという。こけるとなかなか立てないのも辛みのひとつだった様子。
結局、2本だけ滑って終了。キッズ向けスキースクールはきちんと教えるノウハウを持っている。なんか、息子にはちょっと悪いことをしてしまった。
11:00
少しだけ雪遊び広場で遊んだ後、家族でランチへ。モンブランさんにお世話になる。僕は南蛮ナポリタン、相方は焼肉定食、息子は相方のものを分けてもらいつつ、わらび餅を食べる。石打丸山スキー場のランチはどこもおいしい(毎度言ってるな)。
12:00
僕は大丸山ゲレンデへ。相方と息子は再び雪遊び広場へ。
大丸山ゲレンデに行くと、完全に春の雪。重い重い。そのまま銀座ゲレンデまで滑り降りると、今度はブッシュが出始める。例年なら、この状況は3月末くらいの陽気。過ごしやすいが、これでは3月末まで雪は持たないのではと心配になる。
そして、この混雑度。休日の昼間なのに、観光第3エクスプレスは待ち時間なしで乗れるという。本当に多くの人が外に出るのをやめてしまったみたいである。平日の昼間みたいである。
その頃、二人はチューブで滑って遊んでいたらしい。
12:30
疲れたので、僕も雪遊び広場に向かう。二人は楽しそうに雪合戦をして遊んでいた。越後湯沢の湿り気のある雪質はよく雪が固まり、雪合戦には最適である。そして、石打丸山スキー場の雪遊び広場は、チューブやシャベルなどの雪遊び道具が無料で借りられる。非常に太っ腹なゲレンデである。
うちの息子は滅多に雪を見ないので、本当に楽しそうに遊んでいた。雪を好きになっていてくれさえすれば、大きくなった時にまたスキーで滑るチャンスもあるはずである。そう信じたい。
13:00
レンタルは13:30までなので、下山の用意をしなければならない。しかし、息子が雪遊びをしたい、帰りたくないとめっちゃごねる。ごねまくる。サンライズエクスプレスの下り線の乗り場の前でごねまくって、みかねたゴンドラの係員さんがカントリーマアムをくれた。本当にありがとうございました。
その後、なんとかゴンドラで下山に成功。レンタルのスキー道具も無事に返却。
しかし、麓のゲレンデ、滑って良いことになっているものの、本当に悲しくなる光景であった。雪は降らないし、コロナウイルス騒ぎが相まって、全てのスキー場にとって過去にない厄年だったのではないだろうか。
14:15
石打丸山スキー場を発つ。渋滞を避けるために、午後イチで終了とした。塩沢石打インターから関越道に乗ると、たちまちスキー場がよく見える。
14:50
関越道 赤城高原SAへ入る。ここまでは順調。リニューアルされてきれいになっていた。ここで、ソフトクリームと、コーヒを買ってちょっと休憩。
16:20
東北道 佐野SAに入る。関越道を走っている際、高崎ICを通過する時に坂戸西SIC付近で事故が発生しているという情報を得たため、北関東道を経由して東北道に迂回した。このルートでよく迂回しているのだが、特に事故の渋滞が長くかつ通過に時間がかかりやすいものなので迷わず判断。あとで15km以上まで伸びていたと聞いて、正解だった。それに、東北道は日曜日の夕方と言うのに全く渋滞していなかったのも驚き。
駐車場も普段と光景が違い、なんと観光バスが1台(もう1台はウィラーのツアーバス)しかいない。高速道路を走る観光バスももちろんほとんど見ない。みんな、旅行をキャンセルしてしまったのだろう。
マジで観光バスがほとんどいない… (@ 佐野SA (上り) - @driveplaza in 佐野市, 栃木県) https://t.co/Fm8yyPuBLW pic.twitter.com/yb1p90wFBZ
— Yuichiro SAITO (@koemu) March 1, 2020
17:45
自宅に到着。その後、レンタカーを無事返す。
息子は、帰宅後に「雪遊び楽しかった!また行きたい!!」と言っていて、とても安心している。
とはいえ、新幹線とは違い、日帰りで越後湯沢周辺のスキー場に行くのは疲れる。自分一人で運転しなければならない(相方は大型自動二輪しか持っていない)ので、交代できないのも一つあったのだと思う。それに、渋滞がなくてこれとは。今度行くときは、泊まりで行くことにしよう。
まとめ
- こんなときだからこそ、旅をしよう。もちろん、気をつけながら。
- 越後湯沢エリアのスキー場に行くなら、泊まりで行く方がいい。
- 子供、特に未就学児と滑るなら、去年すべられたとしても、改めてキッズ向けスキースクールに入れてからの方が良さそう。