週刊 スポーツこえむ

スキーと自転車の事を綴ったブログです

滑走日報 - SAJ 2級 新バッチテストに挑戦

この日は検定日。今年から検定内容が変わったSAJ 2級 バッチテストに初挑戦です。そんな中でも、気持ちよい天気の中で滑っていると、自然と雪に集中できるものであります。
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■サマリー
・場所: GALA湯沢スキー場
・天候: 晴のち雪
・気温: 朝 -4度
・積雪: 310cm

■レポート
・7:30
いつも通り、Maxたにがわ71号でGALA湯沢に到着。ハイシーズンのまっただ中、奇跡的に指定席が取れたものの電車は激混みであり、それは金曜日の夜の東海道新幹線とタメをはるレベルである。レンタルコーナーも、ロッカーも、すべて「こんなに人がいたのか?」という水準で人がごった返している。
・8:00
滑走開始。多くのリフトが5分以上早い時間で次々と運転を始める。誰よりも早くリフトに乗り込み、誰も滑っていない朝一番のバーンをいただく。その後、検定の受付を済ませ、開始まで体を暖めるべく滑り込む。
・9:30
検定開始。担当は、スクールで今年2回担当してもらったHさんだった。
今年から2級は講習内検定と言う、1名の検定員の方にコメントをもらいながら滑る検定となった。そして、所要時間は午前中の3時間程度である。スキースクールでグループ講習を受けた方だと、インストラクターさんが前走をした後に続いて滑っていたことを思い出してほしい。あれにスコア付けが入るのである。
今回の検定バーンはジョアンナ(昨年までモーグルバーンがあったところ)である。13名の挑戦者がおり、緊張感は去年までの1発検定と同じなまま、検定が進む。
【大回り】
事前にポジションチェックの滑走を行った後、検定滑走へ。
これは、うまくいったと思った。板がしっかりたわんでいたことが足で確認できたし、ターン弧やリズムについては満足いく結果となった。
しかし、足首がしっかり使えていなかった。「君、前言ったことが直ってない。」的オーラを感じた。
【小回り】
こちらも、事前にプルークターンでターン弧の確認を行う練習を行った後、検定滑走へ。
問題点、大回りと同じ。
【総合滑走】
こちらは練習はなく、いきなり総合滑走に入る。斜面が短いため、大→小とこなす。
途中、アイスバーンの斜面で「カカカカ…」とエッジをかましてしまったポイントが出てしまった。
・11:15
結果発表。得点は次の通り
 大回り 65点 (合格ライン)
 小回り 64点 (1点足らない)
 総合滑走 64点 (1点足らない)
 合計 193点
でした。
最後に個人的に講評を聞いたところ、問題点は「足首の使い方」に絞られてきている、とのことだった。これがやりきれるようになれば、ターン前半でのスピードコントロール(板のずらし)や、横へのエッジング要素がぐっと減ってスムーズなターンを仕上げられるようになる、とのことだった。そのためには、急斜面で滑り込みつつ確認をすることで力をつけていくとよいとのことだ。
普通、検定に落ちるとがっくりくるものだが、今回は目標がより明確になり逆に自信をつかめた検定となった。
なお、合格者は13名中、たった1名でありました。
・11:30
昼飯タイム。チアーズもオーレも激混みだったため、ゴンドラで駅まで降りてカフェ ミラノで食事。
日替わりBランチ(1,300円)をオーダー。このボリュームにコーヒまでついていて、ジャンボカツ丼と同じ値段。そして、ハイシーズンでも余裕の着席。もう上では食えない。
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・12:30
早速、足首の使い方を鍛えるべく練習開始。
下のコースは大混雑だったため、比較的混雑が緩い山頂コースへ向かう。数多くの人が滑ったためアイスバーンとなっており、絶好の練習環境となっている。やはりここで滑ると「カカカカッ」というターン後半のエッジングが目立つことがよくわかる。ポジションを確認しながら、いろいろ試してみる。
・14:30
twitterで知り合った方と合流。それからほどなくして、雪が降り始める。
練習場所を先ほどの検定バーンであるジョアンナに移動し、ショートターンの練習を一緒にする。外足と同じ側の腕をぐーっと伸ばすように滑ってみると、意外と行けることがわかった。ローテーションしていないかが心配だが。ただ、体と板をうまく前に落とす動作はいまいちうまくいかない。もうしばらく練習が必要そうだ。
・16:30
一緒に滑っていた方と別れる。仲間がいると、同じ時間でもあっという間に過ぎ去っていく気がする。
自分は引き続きナイターの時間を使って滑走。ジジは17:00前まで使え、かつ空いていたのでよかった。雪はいよいよ本降りになり、ポケットに潜ませていたフェイスマスクをつけた。寒さも強まってきた。
・17:30
ゴンドラ渋滞も落ち着いたので、滑走終了。
お風呂に入ろうとしたが、40分待ちと言われてしまい新幹線に間に合わなくなるため、あきらめた。休憩場所のIRORIラウンジも人が多すぎてストレッチすらできない。この辺り、さすがハイシーズン。

■まとめ
・足首を使えるように集中的にトレーニングを続ける。キレとズレのコントロールの肝となる。
・今回、2級に合格した人は、端から見て「ああ この人は合格するな」という滑りをしている。すなわち、そのレベルに到達しなければ合格できないと言うことである。1点足らない人は数多くいたが、僕を含めたその人は何かが足りないのである。

■おまけ
晴天だと、佐渡が見えるかも、とカモシカが言っています。
この看板はリフト「コーチ」の乗り場に立てかけてあります。いい眺めは湯沢ではGALAならではなので、スキーの楽しみの一つとしてご覧になってはいかがでしょうか。
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■追記
その後、合格しました。 >> 「滑走日報 - 念願の白馬でSAJ 2級取得」へどうぞ。