週刊 スポーツこえむ

スキーと自転車の事を綴ったブログです

滑走日報 - 白馬でプライベートレッスン

日帰り限界距離の白馬。今日はその地でさらなる強化トレーニングを行ってきました。
とてもよい天気の日でして、いいトレーニング日和でした。

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■サマリー
・場所: 白馬五竜&Hakuba 47スキー場
・天候: 曇のち晴
・気温: -3度 (AM 11:00 五竜アルプス平)
・積雪: 295cm (五竜アルプス平)

■レポート
・9:30
白馬五竜スキー場 エスカルプラザに到着。そそくさと着替え、アップをした後に2本ほど滑る。やっぱり白馬の雪はいい。
・10:15
今日はプライベートレッスン。Uさんに担当していただくことになった。前回の検定でうまく行っていなかったエッジングの改善を集中的に行うべく、1日かけて取り組む。
ロングターンから、徐々にショートターンにシフトしていくようなメニューとなっている。
【ポジションチェック】
まずはいいもりゲレンデで練習開始。
外足一本で連続ターンをする。腰(骨盤)と腕の動きを推進方向に向けるようにちょっと工夫すると乗り込み方がずいぶん安定した。
内足のテールが上がっていると、バランスが取れている証拠らしい。また、静止している時に膝を上げきりやすいところがいいポジションであることもあわせて確認した。
【さらにノーストックで】
同じ練習を、さらにノーストックで。
ターン幅を縮めていくと横方向エッジングが残ってしまう。これは、回しこむ時間を増やすことで改善した。外足側の腕をもっと上からぐっと回し込んでやると効果も倍増。
今まで、回しこみが足らなかったことがここでよくわかった。
【ロングターン】
アルプス平に登り、ロングターンの練習。
ゆっくり滑っているのだが、以前に比べずいぶん推進力が上がった。推進力を使う乗り込み方が体になじんできた証拠だろう。
ただ、スタンスが広めだと指摘され始める。実は、こういう指摘をもらうのは初めてだ。この話は後で詳しくやることになる。
そのままダイナミックコース(コブに到るまでの所)まで後ろにつきながら滑ったが、今まで止まってしまっていたのが滑り切ることができるようになった。かなりの進歩である。あの斜面は相当きついから今までは雪が良くてもノンストップは無理だった。
【検定バーン】
いいもりゲレンデの検定バーンへ。どういう場所か知るために、試しに滑る。結構急である。その下の斜面では、テククラの検定が行われており、かなりな急斜面をショートターンしていた。
【その他】
リフトの上で、ワックス掛けの話になった。僕は今までパラフィン→フッ素と重ねてワックスしていたが、普段はパラフィンだけでも充分だというのを実際に板を触らせてもらってよくわかった。
・12:15
インストラクターさんの紹介で、とおみゲレンデにある風舎という食堂へ。
ゲソカレーというちょっと変わったカレーをオーダー。充分なエネルギー補給ができた。周囲では昨日まで八方尾根で行われていた技術選の話題でもちきりだった模様。
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・12:45
午後の講義の前に、アルプス平までまた登って、一気に滑り降りる。
とても良い天気になってきたが、それと同時に雪があれてきた。リフト乗り場の白板には「とおみゲレンデ ストップ雪気味のため注意」と書いてあるくらいだった。ただ、そのストップ雪にストップさせられる感覚はもうない。以前と違い、ああざくざくだなーという感覚に変化している。
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・13:10
午後の講義開始。
【緩斜面でショート−ターン】
いよいよショートターンの練習が始まった。ここで1つ注意されたのが、先にも出た「スタンスが広い」傾向である。
スタンスが広いと、必然的にエッジが立ってしまい板がずらしづらくなり、悪雪を滑り切るのが難しくなってしまう。そして、横方向エッジングも出やすくなる。最後までこれを治すのに苦労した。
【中級斜面へ】
47のルート1に移動。さらに練習を繰り返す。インストラクターさんのターンスピードがこの練習あたりからぐっと速くなってきた気がする。
ここで2つアドバイスがあり、ターンし同時に荷重をかけることと、ターン後半(特に抜けるとき)に板の方向を次のターンに向けていく動作を入れるといいという話があった。
このくらいの斜面になってくると、体の遅れとかが明確に見えてくる。ただ、以前のように横エッジングが出るシーンは減ったように思う。
【急斜面へ】
今度は初めて滑るルート2へ。最大斜度は30度あるので、相当きつい。
あわせて練習したのが、ターン切り返しの時のテールジャンプである。これ、テールが上がらないということは前に体が落ちていないということである。斜面にビビっていることがよくわかった。
体を前に落とすと自然にターンできるのだが、斜面にビビって腰が引けて横方向のエッジングになりがちなのが徐々にわかってきた。
【アルプス平へ】
仕上げとして、アルプス平から一気に麓まで下る。
ここではストックワークについて指摘がよく入るようになった。横から入れてしまうくせがあるようだ。平地を滑るときのように、前にざくざくとストックを突いていくようにしていく用にしなさいと言われているが、あまり出来ていない模様。それに肩の位置も低いらしい。
もう斜面がボゴボコでしんどくなってきたが、ターン前半に積極的に荷重をかけるとしっかりと滑り続けることができるようになった。
ただ、スタンスが広くなるくせはまだ出ているらしい。
【最後に】
ビデオを撮ってもらいながら滑った。自分の滑りをビデオで見ると、改て問題がわかった。

自分的優先度から見ると
 スタンスが広い … スキー板1本分は間違いなく広い
 腰が高い … カッコ悪い
 ストックワーク … 横からまだ出ている
ただ、板の走り方の改善はずいぶん進んだように思う。
・15:15
講義終了。最後にまたアルプス平から麓まで一気に下る。
斜面のボコボコ感はさらに増しており、乗り越えたり窪みにあわせてたりして滑った。朝から結構滑っていたので、そろそろしんどくなってきたのでポジションを確認しながらゆっくりと滑っていた。
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・16:00
滑走終了。今日も充実した滑走日だった。
20:30頃には家について、いつも通り道具を干して晩飯を食べていた。

■まとめ
優先度は上から順にやる。
・推進力を使うべく前に落としつつ回しこみ切ることを意識を忘れないようにする 急斜面にもビビるな
・ショートターンは自分が思っている以上に閉脚にして滑るべし
・ショートターンでターン始動時にはぐっと荷重をかけるべくより姿勢を低くすべし
・そもそも最初から姿勢を低くすべし
・ストックワークは振り回さない 普通に前へ突け

■おまけ
・スキーのトレーニングを続けていると、DVDや雑誌そしてインストラクターさんから習っている内容の中で矛盾を感じる部分が出ます。こうなった場合、自分は「最も良い滑りができるもの」を選択していくようにしました。閉脚というと10年前のカービング以前の技法に思えてくるのですが、今の技術でも使い方を誤らなければ非常に効果的な技法であることが良くわかりました。今後、ショートターンは意識的に閉脚にしていくことにします。
・プライベートレッスンだと、ビデオを撮ってもらうお願いができることがわかりました。ビデオカメラを持っている人がいたら、聞いてみましょう。自分の滑りを見るのはすごく参考になります。
・白馬五竜/47は食堂がまだまだ沢山あるので、もっとめぐってみたいと思います。
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